カキ大臣が語る牡蠣くけこ ~ #16 ~

~その不調、体に取り込む普段の栄養素が原因かも~

11月に入っても温かい日がありとても驚いています。体もその温度差に対応するのが大変です。この時期になると、牡蠣はスーパーの鮮魚コーナーにも並び、レストランのメニューにも多くみられるようになります。栄養価の高い牡蠣で強いカラダ、意識しましょう!

【牡蠣の栄養素】

カキの栄養素で特筆すべきは、亜鉛、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウム、リン、銅、ヨード、セレンなど、多彩なミネラルがバランスよく豊富に含まれている点です。ミネラルはもともと土壌に含まれるもので、人間の体の中では作ることができません。土壌で育つ植物やそれを食べる動物、さらにはより豊富なミネラルのプールである海で育つ魚介、貝、海草を食べることで、ミネラルを摂っているのです。ところが、精製食品、加工食品、ファストフード、過剰なダイエットなど食の偏りや質の低下により不足が強く指摘されているのが現状です。普段の食生活で十分なミネラルをバランスよく摂ることは、難しくなっているのかもしれませんね。それでは、まずカキが食品中でトップの含有率を誇る「亜鉛」からみていきましょう。

亜鉛(Zn)

働きとしては、体内300種類以上の酵素の働きをサポート、血中コレステロール量の調整、細胞の成長や発育を促進、男性ホルモンの働きを助け、精子の発育や運動性を高める。生殖器の発達にも重要。不足すると味覚障害や皮フ障害・精子形成不全・前立腺肥大・免疫抵抗性低下などの原因となります。近年、若年性更年期障害や勃起障害、味覚障害、脱毛症、うつ病などが増えている原因には、亜鉛の不足が関係していることも強く指摘されています。

亜鉛の多い食品としては、魚介類(中でも貝類)、肉類、豆類、種実類などがあります。牡蠣、ほたて、豚レバー、牛肩ロース、牛モモ、きなこ、納豆、チーズ、いりごま、カシューナッツなど。

    牡蠣フライ

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