カキ大臣が語る牡蠣くけこ ~#8~

~その不調、体に取り込む普段の栄養素が原因かも~

『Rのつかない月のカキは食べるな』???

 磯の香りと濃厚なうま味が楽しめる牡蠣。花粉症の方がつらいであろうこの時期、牡蠣(真牡蠣)においてはシーズンの終わりにさしかかるということになります。そう!真牡蠣の旬はご存じ「冬」だからです。一般的に水揚げされるのは10月~4月の半年と言われ、その中でも美味しく食べられるのが12月~2月の冬とされています。

 真牡蠣は夏に産卵期に入るため、それに向けてしっかり栄養を蓄えていく時期が身も大きく味もクリーミー、美味しいといういうわけです。

 ここで、冒頭の「Rのつかない月のカキは食べるな」ですが、英語表記でRのつかない月は5月~8月となり、言葉の由来としてヨーロッパでは牡蠣が腐りやすいこの時期の取引を禁止していたというものがあります。旬でない時期と一致するわけですが、日本では夏に好んで食される牡蠣(岩牡蠣)もあるので、当てはまらないとも言えます。

 近年では技術の発達や品種改良のおかげで美味しい牡蠣を季節問わず食べることができるようになってきました。食べたいタイミングで一番美味しい「旬」の牡蠣を選ぶのがよいということですね。

毎年恒例カキバーベキュー

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