~その不調、体に取り込む普段の栄養素が原因かも~
ようやく気温が下がり、秋?冬?らしくなってきました。どうしても暑い夏が長いので短い秋などと思ってしまいます。それはさておき、地元では大きく報道されました「今季の牡蠣大量死」というニュース。衝撃でした。呉市では水揚げした牡蠣の~9割が死滅という状況。原因の1つに高水温という文字。やはり温暖化ということなのか。人間が感じる1℃とはまったく別次元の大きな変化と思われるため、今後のことも含め心配であります。
牡蠣の栄養素「微量ミネラル:セレン(Se)」
セレンとはセレミウムとも呼ばれ、1817年に発見された元素で、ギリシャ語の月(selene)に因んで名づけられました。自然界に広く存在し、毒性の強い元素として知られていましたが、人体にとって必須の微量元素で、高い抗酸化作用があることで注目されています。身体の中で過酸化脂質を分解する抗酸化酵素の主成分であり、同じ抗酸化作用を持つビタミンEの働きを助ける、老化を防ぐなどの働きがあると言われています。日本人は魚や米を摂取するので、通常の食事で不足することはありません。むしろ、必要量と中毒量の差が非常に小さいため、サプリメントなどでの安易な摂取は要注意です。


