●夏バテはどうして起こる?
夏バテとは、気温の高い室外と、冷房による気温の低い室内との温度差による自律神経の乱れや、高温多湿の環境による発汗の異常、寝苦しさによる睡眠不足などが原因で起こる体調不良のことを指します。夏はさらに、強い紫外線の影響で体内に活性酸素が生まれるため、細胞へのダメージが進むことにも注意が必要です。この細胞ダメージ(酸化ストレス)に体が対抗できないことも夏バテの原因のひとつと言われています。
自律神経の乱れにより胃腸の働きが弱まることに加え、夏は冷たい物を口にする機会が増えるため、食欲不振や消化不良などを起こします。その結果、タンパク質やビタミンなどの体に必要な栄養素が不足し、だるさや疲労感を感じるようになります。また発汗により、ナトリウム・カリウム・カルシウムなどの体に必要なミネラルが体の外へ排出されることも、だるさや疲労感に拍車をかけてしまうのです。
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