スピルリナとは?

スピルリナは約30億年前に誕生し、高温・強アルカリという環境で育つ生命力の強い『藻』です。顕微鏡でのぞいてみると、クルクルっとしたらせん形をしています。その形からラテン語の『ねじれたもの』とか『らせん』を意味するSpira(英語ではSpiral)が語源になっています。

 スピルリナが藻類(そうるい)として発見される以前から自生していた湖(アフリカやメキシコの塩湖)の周辺に住む原住民はスピルリナを食糧としてパンやスープにして食べており、古くから今日に至るまで数千年間スピルリナを食糧として利用する習慣が受け継がれ、日常食になっていったという記録があります。現在スピルリナは健康食品として、日本をはじめ米国、欧州、オセアニア、アジア各国の人々の健康管理に役立っています。ビタミン・ミネラル・アミノ酸・食物繊維・γ-リノレン酸・葉緑素・さらに通常のサプリメントにない核酸・酵素・フィコシアニンなど、健康の維持・増進にはたらく成分が含まれています。


理想的なバランス食!スピルリナ

 人の体は糖質や脂質からエネルギーを取り込みますが、それを有効に代謝させるのがビタミンです。効果的にビタミンを働かせるためにはミネラルが必要で、ミネラルを体に取り込ませるためにはアミノ酸、つまりタンパク質が必要です。すなわち、これらの栄養素がお互いに助け合って、食べた物を血や肉、そしてエネルギーに変えていくのです。

 スピルリナには50種類以上の健康・栄養成分がマルチに含有されています。全て書ききれないので、代表的な成分を記載したいと思います。

アミノ酸・・・イソロイシン、ロイシン、リジン、バリン、アルギニン、アスパラギン酸、グリシンなど

ビタミン・・・βカロテン、ビタミンB1、B2、B6、B12、E、K、ナイアシン、ビオチン、葉酸など

ミネラル・・・鉄、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、リン、銅、亜鉛、マンガンなど

その他・・・食物繊維、多糖、リノール酸、γ-リノレン酸、イノシトール、ゼアキサンチン、フィコシアニン、核酸など

 このようにスピルリナは『オールラウンドなサプリメント』なのです。