~その不調、体に取り込む普段の栄養素が原因かも~
お盆を過ぎるとうだるような暑さも若干和らいできた感じはあるようです。この時期は、特に暑さから食欲も落ち気味です。食欲不振が続くとたんぱく質が不足し、体力が低下します。その状態で冷たい飲み物をたくさん飲むと、胃液の分泌が落ち、更に食欲が低下します。この悪循環から夏バテの症状が悪化するのだそうです。この事から夏の食事は「量より質」、摂りたいのは良質のたんぱく質(少量でよいので肉・魚・豆類など)、代謝機能を高めるビタミンB群、中でも糖代謝を高めるB1は効果的!しかしB群はお互いに助け合って作用するため、結果的にバランスよくという事になりますね。
さて、今回はカキの殻について少し触れてみます。カキ殻は、一見パイ生地のように何層にも重なった構造のようですが、実はレンガ積みの建物のような構造なのです。カルシウムをたんぱく質と結合した形で分泌し、海中の二酸化炭素と結合して炭酸カルシウムの小さなレンガを作り、各種アミノ酸を含んだたんぱく質で目地のようにつなぎ合わせているのです。そして、そのカキ殻、実はすごいんです。カキ打ちの近く、カキ殻が落ちている浅い海が「澄んでいるな」「キレイだな」と感じたことはないですか?事実、殻が多く落ちている箇所と、そうでない箇所とでは、釣りのエサとなりうるゴカイの生息数が大きく異なるというデータも出ています。淡水でも海水でも微生物に作用しながら、水を浄化するという驚くべき結果を受け、各地で実用化、大きな成果をあげているそうです。同じ形をしたものはないカキの殻、少し注意してみてもおもしろいかもしれませんね。
焼き牡蠣バジルレモン