~その不調、体に取り込む普段の栄養素が原因かも~
「お盆が明けたら涼しくなる」、感覚的に一時期の真夏日のような日差しではないよねとまわりの人たちと会話するのですが、今年はどうも違うようですね。部屋の中、車の中でもしっかりエアコンを稼働させ、温度による体調変化をいつも推し量っているのは私だけではないように思います。先日、半日以上外にいる機会があり、暑いのは好きなのですが、後半はややバテ気味で食欲もないような状況になりました。秋口になるとさらに夏の反動が身体に不調となって現れてきますので、今のうちから整えていきましょう!
牡蠣の栄養素「微量ミネラル:クロム(Cr)」
クロムの発見は、1979年フランスのヴォークランにより、シベリア産紅鉛鉱(クロム酸鉛)から発見。酸化状態により様々な色を呈する事から、ギリシャ語の色を意味する「chromal」にちなんで「クロム」と命名。クロムとは、糖質や脂質などエネルギー代謝に関係が深く、別名「代謝ミネラル」とも呼ばれています。成人の体内存在量は2mgで、必須ミネラルの中でも非常に微量、リンパ節、歯、肺などに多く存在しています。また、クロムは、血糖値をコントロールするインシュリンの働きを活性化する働きがあるため、糖尿病の予防や、中性脂肪、コレステロール値を改善するのに役立ちます。ちなみに金属としての利用は、光沢があり固く、耐食性があるため、クロムメッキとしての用途が大きいようです。藻類、魚介類、肉類、卵黄に豊富に含まれており、日本人の通常の食事で不足することはないと言われています。
1日の摂取目安量:50ug~200ug
【多く含む食材】
干しひじき、乾燥わかめ、まいわし、穴子、あさり、ベーコン、ボンレスハム など

牡蠣の田楽